【掛け合い声劇】Villans Bible

兎角ゆず

#声劇 兎角です。 悪役の教典。美学を学ぼう。 【配役】 ●悪役 ◯アダム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●アダムくん…アーダームくーん。 違う。そうじゃない。 ◯なにが…ですか？ ●ナイフとフォークの使い方だよ。 レストランでステーキを切る時にこれだと笑われてしまうぞ？ ◯なぁ、俺は食事のマナーを教わりたいわけじゃない。 俺の妹を殺した犯人を知りたいんだが… …早く教えやがれ！！ ●おいおい、怒る標的を間違えているよ。 それに、スラムの坊やが、ちゃんと復讐を終えた後にやらねばいけない事は…まだまだある。 ◯復讐した後ってなんだよ。 ●正義に追われる。 正義は…自分たちが常に正しいと思い込んでいる！ だから…正義に復讐をすると…君は正義に殺される。 ◯だからって…食事のマナーを教える必要あるのか？ ● 君の手に持ってるナイフとフォーク。それは私の武器だ。 ◯ギルティ・イーター…。アンタの名前だったな。 ●あぁ…そうだ。 機関銃をぶっぱなし、ジャパニーズ刀を振り回すのが悪党ってわけじゃねぇ。 身の回りの物を使って正義を殺す。そして罪を食す。 ◯だからってフォークでどうやって銃と戦うんだよ？ ●悪党が正義と正面で戦うってか？ ルールに縛られるなよ…。ルールブレイクは悪党の専売特許だぜ？ ◯ふ…まるでゲームだな。 ●そうだ…！ゲームだ！！ 悪でいることを楽しめ！！！