7話 音源
--
7話 音源
- 0
- 0
- 0
七話
威織01:アンジュを出て暫く歩くと、真っすぐと伸びた絨毯が敷いてあるのが見えてきた。アンジュには青の絨毯。これはきっと……
フルル01「何やら人が沢山いるでござるな……」
威織02「よくそんな遠くまで見えますね」
ゼル01「イオリ……あれ見えねーの……?」
威織03「はい……絨毯の先に何があるのか全く見えないです」
ゼル02「マジかよ……て事はその先にある王座も見えてねぇか」
白露01「……っ!! ゼル! アンジュの騎士がおるぞ!」
ゼル03「ああ、処刑台だろうな。……ふざけやがって!!」
フルル02「助けに行くでござるか?」
ゼル04「あったりめーだ!」
威織04「え?! 目的はスパイ……って、待ってください!」
間
威織05:五分ほど走ると、ようやく王座が目視できた。
ゼル05「状況が変わった! 俺は先陣を切る! 白露は騎士たちを助けてくれ!」
威織06「俺、死にませんか?」
フルル03「フルルが護衛致すでござる! 安心してくだされ!」
威織07「不安しかないんだが……」(小声で)
ゼル06「決まりだな!」
威織08「尊い俺の命が……って、フルルさんは戦えるんですか?」
フルル04「フルル、でいいでござる。敬語もいらないでござるよ!」
威織09「で……戦えるのか?」
フルル05「は、早くしないと処刑が始まるでござる!」
威織10「……はぁ」
Comment
No Comments Yet.