【声劇台本】恋と想ふ勿れ【2人用】

台本:水仙 文筆家:コラボ者様 人魚:コラボ者様

惑い惑わされ、どこまでも＿＿＿ ⚠️強制はしませんが、ご使用の際は拍手、コメント等頂けるとありがたいです 🐚一人称・語尾改変などご自由に 【ストーリー】 かつて、ひとりの文筆家は人魚の少女と出逢った。 言葉を交わすうちに互いが互いを特別な存在と認識し深く恋い慕うようになるが、種族の壁は厚くふたりは容赦なく引き裂かれてしまう。そして長い年月を経て再会したふたりは、もう二度と離れまいと不老不死の力を持つ人魚の生き血を使い、禁忌の秘薬を作り出した。 【登場人物】 ◆：文筆家 既作台本「或る文筆家の記録(https://nana-music.com/sounds/04906d88)」より。生来持つ天賦の才能故に、他者との関わりを避けていた孤独な人間。 ◇：人魚 既作台本「溺れる人魚(https://nana-music.com/sounds/03f15ef4)」より。外の世界への強い憧れを抱いていた純粋無垢な人魚の少女。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 《BGM開始》 ◆：あの日あの瞬間、君と出逢い、もうどれほどの年月(としつき)が流れただろうか。 ◇：今でも思い出す。澄み切った水晶玉のように綺麗な...あなたの瞳を。 《SE：波》 ◆：本当に、君なんだな。 ◇：...覚えていてくれたんですね。 ◆：ずっと、この日を待ち望んでいた。 ◇：ずっと、あなたに逢いたかった。 ◆：君と離れていた時間は、気が狂いそうなほど長く感じられて ◇：息が止まりそうなほど、苦しかったのです。 《BGM変化》 ◆：私は、君と共に往(い)く。 ◇：海に魅入られ、深い罪へその身を墜(おと)すと？ ◆：不死の身体が手に入れば、永遠に君の側にいられるだろう？ 《SE：足音》 ◇：この高鳴りはきっと、ただの憧憬(しょうけい)だ。 ◆：この熱はきっと、ただの執着だ。 《SE：海へ飛び込む水音》 ◇：深く深く、暗い水底(みなそこ)へ溺れてゆく。 ◆：この感情に名前など必要ない。ただ最期に、君との思い出だけを書き残していこう。 ◇：あの出逢いは決して幻ではないと、いつまでも覚えていられるように。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 人の抱く恋心は必ずしも純粋なものとは限らず、恋に恋する憧れであったり、自己肯定感を得るための執着心によるものだったりすることもあると思います。 そのような矛盾を自覚しつつも離れられない文筆家と人魚のひとつの恋の在り方を形にしたくて、今回のお話を書いてみました。 #水仙の創作台本 #声劇 #声劇台本 #2人用 #コラボ募集 #掛け合い #2人声劇 #二人声劇 #コラボ #コラボ用