【五十音声劇】ヲタ芸職人【を】
兎角ゆず
【五十音声劇】ヲタ芸職人【を】
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#五十音声劇 #声劇
ヲタ芸職人の朝は早い。
深夜3時に回る頃、ヲタクは目覚め、推しのアイドルを応援する為に外出をする。
普段は推しアニメをリアルタイムで見て、掲示板でコメントを残すという崇高な役目があるが、
今回はできない。
何故なら彼はヲタ芸職人だから。
ライブが始まるは本日の17時から…
だが彼は我先にとライブ会場の前で体育座りをする。
何故なら彼はヲタ芸職人だから。
同士たちと合流し、共に体育座りをし、朝食を共にとる。
同士たちの狙いはグッズではない。
最前列の席でもない。
ファンたちのヲタ芸を統一する為、レクチャーするというとても重要な使命があった。
何故なら彼はヲタ芸職人だから。
なぜ、ヲタ芸を揃えなければならないと彼に質問すると。
統一すれば、アイドルたちも楽しくライブをしてくれると思う。
僕たちの思いは届いてないかもしれない。
アイドルたちからすれば迷惑なファンと思われるかもしれない。
だけど、僕たちはヲタ芸でライブを盛り上げたいんだ。
…と話す彼の顔は、とても清々しく、綺麗だったと
カメラマンは話した。
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- ぬぬ@🎙📖お借りしました!!