声劇 港町とキャペリン
台本:あいざわ 読み手:○○
声劇 港町とキャペリン
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彼の乗る船を待つ
少女のお話。
ケルト音楽って落ち着きますよね...
聞いていたら蒼い海の港町が浮かびました。
☪︎アレンジ全然OKでございます。
☪︎一人称は私になってますが、変えてみてもよきだと思います。(性別逆転もありです。)
☪︎コラボの際は拍手かコメントをして下さると
喜びますので、良かったらお願いしますね。
台本↓
緑の丘を走って登れば、
見えるのは綺麗な港町。
待つのはたった1隻、貴方の乗った船。
スカートが潮風に揺られて
ばさばさと音を立てる。
私は、今日もこうして
貴方が帰ってくるのを待っている。
シャツを潮風にはためかせ、
しっかりと海を見据える彼の姿を思い浮かべてみる。
そして、私の帽子を取るために
海に飛び込んだ貴方を思い出して、貴方が恋しくなった。
...私が今、もし昔のように帽子を飛ばしたら。
きっと貴方は帽子を受け止めて、
あの太陽のような笑顔で、私に手を振るの。
そうして、その骨ばった手で
私に帽子を被せてくれるかしら。
....余計に彼が恋しくなりつつ、港を見ていた時。
強い潮風が来て、私の帽子を飛ばしていった。
....私はそれを、微笑んで見送った。
海猫と一緒に飛んでいった私のキャペリン。
きっと今日は、貴方が帰ってくる。
#声劇 #声劇台本 #朗読 #朗読台本 #本と万年筆
Comment
2commnets
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました✨
- せいらみうお借りしました。 素敵な台本をありがとうございました!