【声劇台本】カミカクシ

【音楽】WELCOME脳様【声】あなた【台本】青木 街

消息不明。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【台詞】 寄り道をしよう。 唐突に思い立って、通学路から外れた私は 裏山の奥地にある神社へ向かった。 近頃の私の気分はおかしかった。 どこかに忘れ物をしているような、 知らない名前で呼ばれているような、 そんな気分だったのだ。 同級生が行方不明になった。 最近やたらと近所の寺が騒がしい。 昨晩、爺さんが『禁足地（きんそくち）』の話をしていた。 自分が得体の知れない闇に飲み込まれる夢を見た。 起き上がれば、自室の窓から裏山がこちらを見ていた。 湿気で張り付くシャツが ある瞬間、ヒヤリと感じる。 『禁域（きんいき）だ』 それだけがハッキリと分かった。 目の前に鬱蒼（うっそう）とした雑木林（ぞうきばやし）と 例の神社が現れる。 なぜこんな愚行（ぐこう）をしたのか、 自分でも分からない。 しかしそれでも、私は既に 誘われてしまったのだ。 私を見つめる、あなたの視線に。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 一人称僕などの変更可です。ご自由にどうぞ。 【台本についてのお願い】 コラボの際はコメントだけでもお願いします。 （声劇初心者の方は分からないこともあると思うので大丈夫です！） また、台詞のコピーと貼り付けは控えてください。 コラボの際は音源主様の方へ何かしら反応して頂けると幸いです。 こちらの台本の音源は自作のものではなく、お借りしているものなので他アプリでの使用は控えてください。 よろしくお願いします。 神隠しのお話を書いてみました。 ミステリアスでホラーじみたこの感じもたまにはいいかなと思っております。 誘われる側の好奇心と恐怖心がうまく描けたのではないでしょうか。 それもこれも素敵な音楽のお陰です。 WELCOME脳様、ありがとうございます。 #街のほんだな