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    「あれ、詩人は?」 「ちょっと前で観てくるって今立って......」 星干しが棒立ちのままリングに担がれて放り込まれた。抗議して助けに入ろうとしたマスターを、例の運営の男達が白々しくなだめて邪魔している。なんて卑怯な報復だ。セーラー服の応援団姿で、武器と言えばポンポンのみ。チンピラに挟まれて腹を括った彼女は、連中の視界を両手のそれで奪って力強く叫んだ。「ムーンなんとかハレーショぉおおん!!」 どう見ても飛び蹴りでしかない必殺技に、よろめき倒れはしたものの、もう必殺技のストックはない...。 と、起き上がろうとした男の足元に、マスタードの銃弾が撃ち込まれる。高笑いが響いて見上げた先には、ジェイソンマスクに悼の機関銃を持ってフェンスの上に立つ長身。 「可憐なセーラー服乙女のピンチには、いつだって仮面の王子が駆けつけるものさ!!」 色々と混ざってる。全員が口にしたいけれどぐっと堪えた、その隙に、星干しが二度目の必殺技で男を強襲した。大乱闘、ここに極まれり。