【短編小説】ハロウィンパーティー ⑥
朗読者(お名前)BGM(Guardian)台本(古畑 時雄)
【短編小説】ハロウィンパーティー ⑥
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑮「最終回」
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【短編小説】ハロウィンパーティー ⑥
私のクラスは十月上旬に行われる文化祭で、劇をする事になったのだ。それは私のクラスが文化祭で何をするかなかなか決まらず、担任である若林のくじ引きで選りによって劇に決まってしまったからだ。
すると担任の若林はクラス代表の田中にこう言ったのだ。
「田中、オレは運持ってるだろ」「お前たちの為に、大吉引いてやったよ!」
この言葉を聴いた私は、心の中でこう思った。
「こんな所で、変な運使わないでよ」「アンタの運は、自分の為に使いなさい」
そう私は思ったが、クラス代表の田中は皆んなにこう言ったのだ。
「若林先生が文化祭で、俺らの劇をする姿を観たいらしい」「そうですよねぇ、若林先生!」
クラス代表の田中がそう言うと、担任の若林は満足そうな笑みをニカッと浮かべ白い歯を見せた。
その担任の姿を観た私は、クラス代表の田中や担任の若林に対し、こんな風に思ったのだ。
「田中、お前は先生のご機嫌とりの点取り屋か」「わたしはこんなクラス担任の若林のもとで、なんて災難な高校生活か…」
私がそう思って居る間にも、クラスでは劇を何にするか話し合いが始まったのであった。
つづく…
【nana短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇)
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