ありふれた夏の瀬に
おまじないみたいな恋をした
確信に満たないことだらけ
最初に解けて欲しかった
素直になれない心地良さ
他人と他人の馴れ合いを
それなりに楽しんだ
隙を見せるのはこれからだった
短い筒の穴から覗く
視野の狭い愛情を送り合った
そんなことしてたら
触れ合える距離に君はいなかった
全然何ともないのに
涙が出るなんて困ったな
愛想笑いも様にならないくらいに
今日は変だ
考えたっていないのに
君は絶対にいないのに
おかしいな
はにかんでしまった夏を
見逃さず睨んだ
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