狐は嘘をついた。
声劇
狐は嘘をついた。
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#声劇 #台本 #声劇台本 #掛け合い #おっぱいおりじなる #オリジナルソング
台詞
妾はもう疲れた。
この社(やしろ)も、もう持たん
ここはもともとお主のような小童が来るようなところではない。
はよ、いね。
じきに崩壊が始まる。
流石の妾もお主を守りきれん。
はは(自嘲気に)それに、この傷だ。助からん。
お主は自由だ。どこぞにでも行ってしまえ。
お主は強い。どこぞでもやっていけるだろう。この妾が言うのだ。だから、早くいね。
嫌だ!俺はあんたを一人になんてさせない!
かかっ!人の子が大きくでたのう。
俺はあんたに救われた。この恩を返すまで、あんたを絶対に死なせやしない!
馬鹿者、人の身で何ができる。
なんとかする!
なんとかする……か。(意思のある強い眼差しを見て)…っ!
まぁ、いい。わかった。
じゃあ!
あぁ。そう言えば一つだけお主に言ってなかった。
(小童を異界の出口へ突き飛ばす)
なっ!
古来より狐は、人を誑かす。
故に狐は平気で嘘をつく。
あんた!
ふっ。ついでに言っておくぞ。
お主を誰よりも、愛していた。
っ!
達者でな。来世があれば…また会いま見えようぞ
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