毒吐

独白者：【〇〇様】 BGM：《haruki様》

※あまり気分の良い話ではありません。 ─注意書き─ ・お好きに使って頂いて問題御座いませんが、この作品の世界観を酷く損なう改変はお断りいたします。 ・語尾や言い回しの変更は可。性別なども問いません。 ・アドリブに関しましては、今回は何も言いません。 ・この音源無くしてこの作品は成り立ちません。こちらの台本を使用して頂ける際は、BGM音源を作られました、haruki様への拍手をお願い致します。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 苦しい苦しい空気の中で、僕は何かを吐き出して。 その綺麗な綺麗な酸素を汚し、僕の世界を安定させる。 誰も他人を真に理解など出来ない。 そして、本当は理解などして欲しくないのだ。 不可侵の領域に土足で踏み込まれる事を厭う。 己の安定の為に。 だから軽はずみな言葉を嫌うんだよ。 『理解る』という軽率な言葉を。 貴方に一体何がわかるのか。 今、僕が何を思い、どのような苦しみを抱いているのか。 苦しさとは固有のものであり、理解しようというその考えが烏滸がましいのだ。 『あんたに、何がわかる』 この言葉に、君は。 どんな表情で、歪んだ正義を持ち出してくるのかな。 僕も大概歪んでいるよ。 こんなのでも、本当は、何処かで。 理解という甘さを願っているから。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 独白。毒吐。 正式な声劇ものではないのですが、とある方にシリアスを所望されたので、この辺りで如何でしょうか。 高校の頃に書いたものを引っ張り出して来たのですが、とんだ糞餓鬼ですね。自分。いや、理解ってます。自分自身の事なので。捻くれてる。 でも今となってはこの頃の感性は取り戻しにくいものです。 痛みに敏感で、文字という形で声を上げられていた以前の自分を幼いとも愛でたいとも。 主張とは、時に心の歪が出ます。 でもそれが、自分の目に映る世界そのものだと。 #声劇 #台本