【掛け合い台本】少女は不死身になりたい「英雄」
兎角ゆず
【掛け合い台本】少女は不死身になりたい「英雄」
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兎角です。
エリクサーの材料もあと一つ。
そして、レシピの内容とは!?
【配役】
●不二みか
○英雄
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○ん?君は…?
●……はじめまして、ギリシャの英雄様。
私は日本から参りました。不二といいます。
○ほう。君からは僕と同じ臭い…いや、似て異なる臭いがするな。
●いえ、私などアナタの功績のようなことはできません。
ただ…アナタがまだ英雄だった頃の魂を私に少しだけわけていただけませんか?
○神になって長いけど、面白いことを言うんだね。
●はい。エリクサーの生成にとても重要なのです。
○それで僕を殺した毒とアルテミスにあげた鹿の角をもっている訳か。
●…はい。
○そのエリクサーの生成とは?
●黄金の硫黄。猛毒の水銀。そして、塩です。
○塩?それが僕の魂?
●正確には硫黄と水銀を繋ぎ止める物質です。
鹿とうみへびでは煮詰めたところで何も出来ません。
○繫ぎ止める何か。それは十二の功業だね。
●はい!どうしても英雄様の魂で生成がしたかったのです!!
それで英雄様の魂に合う素材を集めてきました!!
○うん。いいよ。
●…え?
○神になってからは人間だった僕の魂は不要だ。
君に譲渡しよう。
●ありがとう…ございます…。
○不死なんて、ただ苦しいだけだ。
僕の死に方を知っているならそれはわかるだろ?
●私は不死身の身体を求める理由は簡単です。
人間の化け物から本物になりたいだけなんです。
生前のヘラクレス様、アナタのように…。
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2commnets
- にゃんしろ♂コラボぇお借りしました、かなりぶっ飛んだ英雄で読まして頂きました! _( ´ ω `_)⌒)_
- 吟台本読ませていただきました!