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イオリ01:矢神 莉彩。彼女は誰が見ても美人である。 というより可愛い系の顔立ちだ。 だが、完璧なルックスを持っている彼女にも致命的な弱点があった。
(一呼吸間をあける)
そう、彼女は完全な“コミュ障”なのだ。
(一呼吸間をあける)
「この世の皆、わたしを取って食おうとしている」と怯えた様子、目が合うとすぐに背を向ける彼女。そして……
BGM01:風の音 開始(0058)
ゼル01「……い……! おい! 大丈夫か?!」
イオリ02:ん……もう朝か? いや、父親の声とは全く違う。
イオリ03「なっ……! だ、誰ですか?!」
イオリ04:何だ……? この超絶ガタイの良い赤髪の男は……それに、青い瞳。日本人じゃない……?
ゼル02「誰とは失礼だな! お前、ここで倒れてたんだぞ? それとも……寝てたのか?」
イオリ05「俺はどうして倒れて……そうだ俺殺されて……っ!!!」
BGM01:風の音 (0025)
停止 BGM02:開始(0026)
ゼル03「何だよ……お前死んでんのか?! うげっ! 幽霊なんだな?! 助けてくれ! 白露!!!」
白露01「気持ち良く昼寝をしていたというのに……ゼル、後で覚えておれ。……ん?」
イオリ06:ハッ……日本人……!! 話が通じる、助かった……
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