2分の1の私達【声劇台本】
演者(あなたの名前) 台本:冬真
2分の1の私達【声劇台本】
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私はおかしいらしい。
お母さんはもう私を見ていない。
どうしてこうなっちゃったんだろう。
小さい頃はスカートを履いた。
好んでは履かなかったけど母は喜んでくれた。
でも気付いたらスカートが気持ち悪くなった。
なんでこんなに女の子らしくしなきゃいけないの。
それでも母が怒るから母の前では履いた。
長い髪も嫌だった。
何もするにも邪魔で切りたかった。
髪は女の命って母はいつも言ってた。
そんなものクソ喰らえだ。
自分を作る全てが嫌いだった。
女としての存在を強いられることが苦痛で仕方なかった。
母は言った。
あなたは女の子なの!
僕は言い返した。
なんで女じゃないといけないんだよ!
その時母の中で何かが終わった。
僕はちぐはぐになった。
みんな受け入れてくれない。
僕は僕で、女の僕は僕じゃないのに。
そして悟った。
僕がおかしいって。
(↓二人一緒に)
だから僕はーーになった。(ーーは男と言ってノイズを被せる)
だから私はーーになった。(ーーは女と言ってノイズを被せる)
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こんばんは冬真です。
全てか2分の1じゃない。
白か黒じゃない。
そんな思いで書きました。
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返事はしないのでご自由にどうぞ。
◎多少のアレンジ◎
❌一人称の変更❌
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