愛のバクダン

B'z (B’z)

▶︎▶︎『基本はビラ配り』 ss: 秘密結社 路地裏珈琲様 ------------------ 「はい、派手にパーッとばらまいてきてくれるかな？」 「もちろん！」 「昇ちゃんはいつも返事がいいなぁ、早く君を手懐けたいもんだね」 「ま、そういうわけにはいかないかな」 今日分のチラシを持たせて、不敵な笑みを交わした。 ビラ配りだ、本当になんの変哲もないチラシを、僕は昇に握らせた。気は合うんだけど、合うが故に食い合いがちな僕らなので、今日も挑戦状を叩きつけて勝負に送り出す。 「めいっぱい、愛想振りまいて来るんだよ。お手並み拝見、ガッカリさせちゃやだからね？」 「はいはい、大丈夫。びっくりさせちゃう」 僕は昇の背中をトンと押して、元気よく飛び出してった彼女に手を振った。 さて、今日の成果も期待して待とう。 ------------------ ▶︎▶︎order: 「お好きな曲を」 ■-□-■-□-■-□-■-□-■-□-■-□-■-□-■-□-■-□-■-□ ▷▷answer ss:昇 ------------------ 張り切って店を出た。 沢山配るには、そうだな、駅前にでも行けば良いだろうか。 しかし、そこでふと気づく。 路地裏を一歩出ればわりかし、沢山の人通りがある。 しかし誰もが忙しなく足を動かし、手にした端末で目を塞ぎイヤホンで耳を塞ぐ。 こんなに大勢いるのに、まるで全員が独りきりのようだ。 息を大きく吸う。そして、チラシを差し出し声を張り上げる。 「美味しい珈琲、飲みませんか！！」 ------------------ ▷▷answer song 『愛のバクダン』 ------------------ 今日も一日　不完全な世界 きみが泣かなくても　誰か泣く 人がこしらえた　悲しみのからくり なんとかできるのは　ふとしたSmile 1・2・3 愛のバクダン　もっとたくさん　おっことしてくれ ねむれない　この町の　ど真ん中に 愛のバクダン　もっとたくさん　ばらまいてくれ すれ違う　人たちの　ポケットに 今こそ手をあげ　戦うべきは すべて燃やしつくす　Jealousy ------------------ いつもなんですけど、こう来るかなーっていう 予想とは全然違うアンサーが来てテラー様の創造力の豊かさを感じます。 たまーに、あれ？これってもしかしてここ拾ってくれた？ とか思ったりするんですが妄想かも知れなくて 怖くて確認出来ません笑