【声劇】妖界武闘会

タットミック

#声劇台本 #声劇 #和風 #東遠歩楽の台本 所々噛んでる気がするけど、、､ｷﾆｼﾅｲﾃﾞ この世のありとあらゆる物の怪の王を決める催し、妖界武闘会(ようかいぶとうかい)。盛り上がって参ってきた次第でござりまするが、祭りも大詰め、最終局面。眠ってたんじゃあ勿体ない。草木も起きる丑三つ時。 さあさあ大注目の大一番、これで次の王が決まると言っても過言ではごさりません。 よってらっしゃいみてちょーだい。でも危ないから下がってて。 これより、妖界武闘会最終戦をはじめまする。 (1:05~) 最初に舞台に上がるのは、最凶最悪(さいきょうさいあく)ここに極まれり。生まれた時から王の貫禄。 来るもの追うもの逃げるもの、バッタバッタと投げ飛ばし、三千世界に名を轟かす、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の代名詞。 恐れ戦(おのの)け、天地を揺らせ。泣く子もひれ伏す狂乱怒涛(きょうらんどとう)の鬼瓦(おにがわら)。 勝つことなんぞ当たり前、今日も今日とて常勝無敗(じょうしょうむはい)の怒槌(いかづち)を振るう、天地開闢(てんちかいびゃく)ここに有り。 100年王者、鬼将軍『阿修羅王』でござります。 (0:40~) さあ対するは、鷹(たか)も鳶(とんび)も泣いて謝る、神速鬼神(しんそくきじん)の若大将。速さと強さの二刀流。 ここまで成績100戦無敗、引き分けなんてありゃしません。 妖怪鬼怪(ようかいきかい)に彗星(すいせい)の如く現れた、冷酷無比(れいこくむひ)のゴールデンルーキー『天童丸』でござります。 (0:27~) さぁ、年に一度の大勝負、待った無しの男と男の真剣勝負。意地と勝気と腕っ節。はてさてどちらに傾くか。 次世代の王を決める最終戦、泣いても笑ってもコレでお仕舞い、どちらの鬼が笑うのか。 驕(おご)り高ぶるその瞳には鋭く射抜く決意の眼差し、両者見合って殺気を飛ばす。 歓声が一層大きくなって参りました。それではご覧くださいませ。一世一代、歴史の動くこの瞬間を。