『5月の香り』
『YELL』いきものがかり
『5月の香り』
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▽和風な骨董店『四季彩亭』▽
【いらっしゃいませ、忘れてしまった思いでともう一度出会いませんか?】
戸の先には無愛想な雰囲気の男性が、大きなリュックを背負って立っていた。容姿を見るに旅行客だろう。
不思議に思ったアンスズがライゾを呼び、彼に話しかけてみる。どうやら彼は和菓子を作る木型を探しているらしい。
甘いものが好きなのだろう。話す彼は楽しそうだ。しかし、話ながらも彼の瞳に未来の色はうっていない。
さて、どうやら私たちの仕事のようだ。
忘れてしまった未来の姿に私達と出会いましょう。
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○お客様プロフィール○
お客様→和菓子屋の定員
甘いものが好き
絶賛旅行中
探している商品→花の木型
忘れられた思い出(お題)→夢への思い
○選曲と理由○
『YELL』
『夢への思い』をお探しのお客様。現在旅行中ということで、その思いを探しながら旅をなさっているのかと思います。夢への思いを見失い迷子になってもそれは未来に繋がっている、夢に繋がっている、という意味を込めてこの曲にしました。
○歌詞○
🌺ライゾ(なる)
🌟スリサズ(月陽)
🥛アンスズ(雲唯)
💐全員
🌺「わたしは 今 どこに在るの」と
踏みしめた足跡を 何度も見つめ返す
🌟枯葉を抱き 秋めく窓辺に
かじかんだ指先で 夢を描いた
🥛翼はあるのに 飛べずにいるんだ
ひとりになるのが 恐くて つらくて
🌺優しいひだまりに
🌟肩寄せる日々を
🥛越えて 僕ら 孤独な夢へと
💐歩く
💐サヨナラは悲しい言葉じゃない
それぞれの夢へと僕らを繋ぐ YELL
ともに過ごした日々を胸に抱いて
飛び立つよ 独りで 未来(つぎ)の 空へ
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花の木型をスリサイが渡す。
すると迷いが晴れたのか、彼の雰囲気が柔らかくなった。
どうやら自分の夢への道に明かりが点ったのだろう。
三人に見送られ、お客様は扉をくぐる。
彼は甘い香りを漂わせ町に消えていくのだった。
fin.
#ピグマドール
#フォローかえします
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