第7話
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第7話
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礼央「で?なんだそのガキ。」
竜樹「広夢の子供?」
広夢「俺がいつ産んだんだよ。」
和馬「いやそれ性別おかしいだろ。お前産む側かよ。」
広夢「…なんか間違えた。とりあえず俺の子供じゃない。」
礼央「なんでここにいるんだよ。お前。」
昴「知らない男の人に追いかけられて、怖くなってここ入っちゃったの。」
和馬「知らない男の人?どんな人だった?」
昴「怖い人。」
竜樹「それじゃわかんないよ。見た目は?」
昴「見た目?」
広夢「目元にホクロがある、とかそういう特徴。ない?」
昴「うーん…あ、首に変な跡があった。」
礼央「変な跡って、どんな跡?」
昴「なんか、縄みたいな…」
和馬「……それってさ、見えちゃまずいもんだったりする?」
広夢「奇遇だな、和馬。俺もそれをちょうど思ったところだ。」
竜樹「追いかけられたって、なんで?」
昴「目が合ったらどんどん近づいてきたの。部屋には入ってこれないみたいで、ずっと廊下にいる。」
礼央「おい、それ俺らも怖くて外行けないんだけど?」
和馬「広夢、お前が連れてきたんだから何とかしろよ。」
広夢「は?俺が連れていたんじゃない。勝手にこいつがついてきたんだよ!」
竜樹「どっちにしろ、この子の親御さんが心配して探すだろ?それまで待つ…?」
礼央「それは親が可哀想だろ。今必死に探してるかもしんないしさ。」
和馬「じゃあどうすんだよ。」
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