[二人用声劇台本] 噂の幽霊屋敷
台本:理系ツチノコ
[二人用声劇台本] 噂の幽霊屋敷
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#ホラー声劇 #台本 #コラボ用
都市伝説的なアレの話です
A:いや~、しっかし暑いなあここ。お前いつもこんな冷房ない部屋で平気なのかよ?
B:ごめんごめん。俺、暑いのとか寒いのとかあんま気にしないタイプだから。
A:だからって、こんなんじゃ熱中症になっちまうよ…。
B:じゃあ涼しくなるように、怪談話でもしようか?
A:お、いいねえ。じゃ、最近噂になってる幽霊屋敷の話でも聞かせてよ。俺、実はアレの結末知らないんだよなあ。
B:フフ、いいよ。まずその屋敷っていうのは、桜町の方にあるんだけど
A:ん?俺が聞いた話だと、確か梅ヶ丘って…
B:まあ聞いてなって。桜町の東側にある丘を上っていった先にちっちゃい団地があって、そこまで行くと知らない子に名前を呼ばれるんだ。
A:おいそこ俺んちの近所じゃん。冗談よしてくれよ…
(A、Bの名前を呼ぼうとして言葉に詰まる。)
A:待て、お前の名前って…ってかお前誰だ!?
B:でも名前を呼ばれると、その子を友達だと思い込んで疑わなくなる。
A:聞けって!
B:そうして黒い屋根のベージュ色の家に誘われて、そこの二階の奥の部屋まで着いていってしまうんだ。
A:俺の家、俺の部屋だ。どういうことだよ、どうして……、そうだ。俺、梅ヶ丘に肝試しに来て、それで……
B:そこでひとしきり遊んだ後、怪談話が始まる。
A:やめろ…
B:その最後に、指を指されてこう言われるんだ。
A:やめてくれええええええ!!
B:ツ ギ ハ オ マ エ ダ
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