CM風映画「実らない花の一凛を私に…」Ver.1二人声劇

少年ユウ（）×少女リン（）　台本　ぽぽろん

〇実らない花の一凛を私に…CM.Ver.1 少女「あなたもここの花を見に来たの？」 少年「俺は…そうだよ、その花を奪いにきたんだ。」 少女「そうなの？そんなことをするような人には見えないけど…。」 少年「（そうだよ、本当は神様とやらの前で死んでやるつもりだったんだ…こんな報われない世界）」心の声　セリフに被せるのあり 《次の日・・・》 少女「こんにちは、また来てくれたんだ!！」 少年「なんで、またいるんだよ!！」 少女「あなたお名前は？」 少年「ユウ…。」 少女「私はリンっていうの。」 《一週間後》 ユウ「あんた、暇なんだな？」 リン「暇っていうか、花が好きっていうか…スラムに花が咲くなんて珍しいでしょ？」 ユウ「そんな理由かよ…」 《一カ月後》 リン「ユウ、頼みがあるんだけど…。」 ユウ「なんだよ？見ての通り大したことはできないぞ。」 リン「違うの、もっと大切な…ここのお花のお世話をお願いしたいの!！」 ユウ「だって、ここにはリン、おまえがいるじゃないか!？」 リン「私もう、行かないといけないの…。」 ユウ「行くってどこへ!？」 リン「私…生贄の花なんだ…」 ユウ「そんなの…そんなの俺がどうにかしてやる!！だから、生きろよ!！」 【二人で】　「映画、実らない花の一凛を私に…2020年、春公開予定」 リン「あなたは実らない花の世話をしてくれますか？」 ≪設定≫ ユウ　スラムの少年　 18歳　世界へ対しての反抗心が強い 　生きていることに意味を感じなくなり、「理不尽なこの世の中に神なんていない」そう思った彼はとある教会を訪れ、神様の前で自殺することを考える。それは、彼にとって神に逆らう最大限の行為だった。しかし、教会には花を育てる少女「リン」がいた。何度も教会を訪れる度に、リンへの興味がわき、心を惹かれていった。しかし、リンは今年の生贄の花だった。彼は、そんな神が決めた掟に逆らうために彼女を連れ去ることを決意する。　 リン　教会で花を育てる少女　 16歳　明るく　前むき 　スラムに自然と花が咲くのは珍しいと思い、とある教会で花の世話をしていた。そんなある日、少年が訪れる。彼女は少年も花を見に来たのだと思い喜ぶ。彼は違うと言ったがきっと花を好きになる瞳をしていると思った。自分の残り時間が少ないことを考え、ここのお花のお世話を彼「ユウ」に託すことにする。 世界観 　世界はエネルギーが尽き果てていた。毎年、一人の少女が巫女（生贄の花）として選ばれ、それを媒体として1年のエネルギーをしのぐ、生贄の巫女の儀式が行われていた。 　リンはその生贄の花であった。ユウは自分の人生は理不尽だと思い、死のうとしていたが、リンは生きたくても生きられないというこの世の理不尽さを改めて痛感し、世界を敵にまわしてもリンを救うことを神に誓った。 追記 　誰かのために生きていると初めて実感できたとき、自分が生きていると想えたときのことを思い出しました。 　台本の登場人物の名前は、徐々にお互いを知るという意味を込めて、途中から、少年からユウ、少女からリンへと変えています。 #CM風 #二人声劇 #声劇 #台本ぽぽろん #ぽぽろん 音楽提供　DOVA-SYNDROMEより 素敵なBGMをお借りしました。 「雨雫」written by もっぴーさうんど様 音響編集；ぽぽろん それいゆ様×みゆき様←お願いしちゃった🍀😌🍀 https://nana-music.com/sounds/04f0f3f8 ユウのCM.Ver.2↓ https://nana-music.com/sounds/04f0fafa