まだあの月と溺れていたい
YURAGANO
まだあの月と溺れていたい
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【歌詞】
「この歌がさ、君に届きませんように。」
そんな口振りで表情を隠しながら
「幸福を願っています。」と
善良な思想掲げて歌った
本当は愛に飢えているくせに
この街をいつから嫌いになった?
雲の切れ間 太陽が笑っていた
吸い込まれるような日々は
あの水溜まりと共に消えてった
頬を伝うのは夢の跡
数秒間息を止めれば ずっと
環境音さえもあやふやになって
夕方五時に音が止まった
静寂の中で歌っていた
もうこれ以上は必要無いよ
朝が来るまでおやすみ
こんな小さな世界 興味は無いだろう
君の体温に包まれていたいから
次の頁めくるの待っていてね
もうちょっと
転がっていくスピードを
落とすので精一杯だった
緩やかに落ちていくのも惡くない、とか
「幸福の形は人それぞれ」
なんてさ
もういいや
夜は訪れた それだけの事だろう
#音源
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