《七夕》雨が降ったから。【一人声劇】
✩*॰ポンポン☪︎
《七夕》雨が降ったから。【一人声劇】
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今日は年に一度の七夕ですね🎋🌌✨
2人は会えたかな〜( *´꒳`*)💞
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(雨の音)
流るる空に星二つ。
歳月は二人を待たず。
(ドアの閉まる音)
(無音)
幾年巡りやっと来た今日この日。
織女(しょくじょ)と牽牛(けんぎゅう)は
(音入り)
晴れていれば会えたのに。
(鈴の音)
(ピアノ)
二人の呼ぶ声がする。
雨できっと星の河は渡れない。
切るように降る雨はお互いの顔すらも見せてくれなかった。霧がかかる河上では、声すらも通らない。
「織姫、そこにいるのか。」
「彦星様、そこにいるのですか。」
「聞こえていますか。」(声を重ねるといいかも)
この雨で、会えない。
この雨で、話せない。
この雨で、見えない。
どんなに短冊に願ったとしても。
叶わない。
「それでも私は、彦星様が好きです。」
「それでも俺は、織姫が好きです。」
今すぐ抱きしめたい。
あなたの事を。
ああ、どうか、どうか…
(ドアの開く音)
(雨の音)
「愛しています。」(出来れば声を重ねればよき…)
河の向こうに叫んだ。
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