【声劇台本】自殺
声劇:けーたくん。×台本:小山一家@@@
【声劇台本】自殺
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どれだけ涙を流しても、止まらない夜があった。
どれだけトイレで吐いても、食欲のない夜があった。
どれだけ耳を塞いでも、何かが煩い夜があった。
もう、限界だった。
体の異常を、何ヶ月も誤魔化して生きてきた。心の異常を、何年も誤魔化して生きてきた。
心と体のすれ違いを、独りで抱えて我慢していた。周りからの「頑張れ」を受け止めて。
そうして生きていると、楽になる為には、死ぬしかないと分かった。生きていたら、楽になんかなれないって、気付いた。
だから。
迫り来る電車の音を、遠い意識の外で聞きながら、誰かの視界から消える。
この世界と僕は、あまりにもズレていた。
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【設定】
心がボロボロになり、ついには心の病が体調にも現れるようになってしまった「僕」
助けて、なんて言えやしない。楽になるために、生きていたけれど、楽になれる日は来てくれない。
だから「僕」が、その日を迎えにいく。
限界を迎えた男の子の、最期の言葉。
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