声劇台本 桜の樹の下で
朗読者様:Mr,R BGM:ますこ 台本:凜(りん)
声劇台本 桜の樹の下で
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台詞です!
桜が満開で、それを見上げながら、
花びらを1枚ずつ数えてたら
きりがなさそうだな。
そんな事思いながら、君への愛と
この絢爛(けんらん)に咲き誇る春の花びらの数と
どちらが多いんだろうな。
桜の下で見かけた君は、
何年か経って旅立って行ったんだ。
君は、僕が一度ノートを貸した事なんて
きっと忘れているんだろう。
肩に桜の花びらがふわりと舞い降りた。
この分だと数日後には、雨が降り、
葉桜となるんだろうな。
そして、またしばらくすると、
毎日雨が降る季節へと移り変わる。
そしてまた考えるんだ。
君への愛とこの降り続く雨の
一粒一粒を数えたら、どちらが多いのかなって。
僕は、図書館で本を読みながら
時折、窓の外を見ては、
雨粒を数えるんだろうな。
桜の樹の下、
梅雨の時期の事まで考えが至った瞬間
誰かが僕の背中を軽く叩いた。
手にはノートを持っている。
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