余談か蛇足か
歌舞伎町を初めて知ったのは幼稚園の頃、
歌舞伎町に憧れたのも幼稚園の頃。
銀魂に出てくる色々なネタの意味が分からず、兎に角「大人の世界」と無理やりに理解した私はひたすらにそこに憧れた。
大人しか入れない、ネオンが煌びやかで、色っぽい女の人が沢山いる、そんな世界。
そこにどんな店があるのかなんて知らないまま年月はすぎた。
いつどこで店のことや、その店で何をするかを知ったかは覚えていない。
それでもいつの間にか私は歌舞伎町に憧れられなくなった。
私の憧れた「大人の世界」は不健全なものだった。
それが何故かひどく心に残っている。
誰も裏切ってはいないのに裏切られたように感じた。
悲しかった。辛かった。
自分が憧れた大人の世界がこんなにも穢れた世界だったなんて。
自分が憧れた女の人は憧れてはいけないような人だったなんて。
それでもそれでよかったんだと今は思う。
だってそうでもしないと壊れちゃうから。
純情なまま歌舞伎町なんかに行ったら壊れちゃうから。
暫くして歌舞伎町のホストとガールズバーの店長の間の殺人未遂事件が起きた。
心を打たれた。
好きで好きで仕方なかったって、共感しかできなくて。
結局私はこういう夜の世界でしか過ごせないのかな、なんて。
周りから言われすぎてそうなのかもしれないって自分でも思い始めた。
それから今の私の愛↓
https://nana-music.com/sounds/04f50829
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