【声劇台本】いぬのきもち
読み手:花蓮GM:わか様 台本:らいあ
【声劇台本】いぬのきもち
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#槇原敬之 #井上苑子 #どんなときも #わか #らいあの台本 #一人声劇 #声劇台本
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ぼくの御主人はうっとうしい
外から帰ってくると、頼んでもいないのに全身撫で回してくる。それも赤ちゃん言葉で。
『よちよち!今日も可愛いでちゅね〜!』だって!
ぼくは御主人よりは小さいけど、これでも立派な成犬だから、そんな扱いは気恥ずかしい。
というか、そんなヒマがあるなら、大人しくご飯をくれるか、散歩に連れて行って欲しいくらいだ。
一応世話になっている立場だから、仕方なくほどほどに触られてあげているけどね。
しかし、ほんとに締まりのない顔だなぁ。
まぁ、御主人のだらしなくてゆるゆるな顔を見てるのも…嫌いじゃないんだけど。
そんな御主人はたまに、ぼくをあんまり撫でないことがある。そんな時は決まってベッドで丸くなって、鼻をスンスン言わせている。
こういう御主人はうっとうしくないから楽なんだけど、まぁ、ぼくはできるペットですから。ベッドに潜り込んで、御主人の背中にくっついてあげる。そしたら御主人はこっちを向いて、だらしない顔でぼくを見る。
うん。やっぱりこの顔は…嫌いじゃないや。
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