第2話「小さな出会い」

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紗也「えーと、ここを左に曲がって…」 美咲「あった！湖あれじゃない？」 瑠奈「こんな景色見れるなんて最高、」 ぶつかる音 瑠奈「痛…って、君大丈夫？」 昴「あ…ごめんなさい…。」 瑠奈「大丈夫だよ。怪我してない？」 昴「うん。」 美咲「あれ？この子1人？親はいないの？」 紗也「迷子かな？」 昴「迷子じゃない！自分でここまで来たんだもん！」 瑠奈「あちゃあ…これ迷子っぽいな…。女将さんに言ったほうがいいかな？」 美咲「その方がいいと思う。ここにいるってことは宿泊客だろうし。」 昴「やだ！！僕戻らないから！」 紗也「どうして嫌なの？」 昴「だって…あのお兄さん怖いんだもん…。」 美咲「お兄さん？」 昴「すごく変なお兄さんがいるの。」 紗也「でも、旅館に戻らないとお母さん達心配させちゃうよ？」 瑠奈「お姉ちゃん達も一緒に行ってあげるから、旅館に戻ろう？」 昴「うん…。」 少し間を開けて 七菜香「昴！！」 昴「お母さん…」 七菜香「心配したのよ！どこに行ってたのよ！」 昴「だって…あのお兄さん怖かったんだもん…近くにいるの嫌だったんだもん…。」 七菜香「お兄さん…？よく分からないけど、勝手な行動しないで。お外に行きたいならお母さんにそういえばよかったでしょ？」 昴「うん…。」 七菜香「もうしないでね？」 昴「しない。ごめんなさい…。」