【映画予告風声劇】真昼。
名無し(神野ミシル)×真昼、その他(LICHT)
【映画予告風声劇】真昼。
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Ai-Lis/LICHT
よろしければお聞きください!
コラボありがとうございました!
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名無し … 男性。性別転換ご自由に。
遠野真昼(とおのまひる) … 女性。性別転換ご自由に。
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真昼「生きたいんでしょ。
だったらアンタが──」
真昼「代わりに、生きてよ。」
名無し:初めて俺に名前をくれた人は
親でも国でもない、見知らぬ他人だった。
名無し「遠野真昼。大学二年生。」
友達「まーひるっ!来週とか空いてたりする?」
名無し「普通が当たり前の世界に迷い込んで2年。」
名無し「このまま幸せになれると、本気で信じていた。」
アナウンサー「本日、都内の大学生。遠野真昼容疑者が殺人容疑で指名手配されました」
名無し「…なん、で」
知人「早く連れ戻して。「昼」が明ける前に」
名無し「俺は知らない、してない、やってない!」
真昼「表と裏がある。それは、誰もが同じこと」
名無し「命の価値なんか、誰が決めるんだよ……」
知人「返して。それは、君が持っていい名前じゃない…!」
名無し「俺に、愛されたいと、願わせたのは、」
真昼「これが、君が生きたかった世界だよ。」
名無し「映画『真昼。』」
名無し「望まれたいと、望んでいました。
〝遠野真昼〟は、俺の罪です。」
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望まれぬまま生まれ、出生届も提出されず、人間として生きる権利すら与えられなかった名無し。最低限のご飯を食べ、必死に生きてきた。そんな名無しは、とある日絶望を覚え、自殺を試みようと高所へ向かう。
しかしそこには、先客がいた。
先客──遠野真昼は、名前と戸籍と生きる場所を名無しに譲って消えていった。
名無しの人生は、新しい一歩を踏み出すことになる。
それが、呪われた名前だとも知らずに。
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