【2人声劇】それごと全部包み込んだのなら
『妖斗』 「お名前」 台本 いお
【2人声劇】それごと全部包み込んだのなら
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『』男の人
「」女の人
カッコのついていないところは男の人のパート
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「私はあなたに」
『僕は彼女に』
8秒あたり〜
「私ね、爆弾を持っているの」
少女は白い閉鎖された空間で息を詰まらせながら言った。笑っているのに、苦しそうな、
『爆弾って、、、あの、バァン!って爆発する、、?』
「、、、そうかも?」
『そうかもって、』
「私の頭の中に埋まってるの、爆弾。カウントダウンも進んでるはずなのに、私には残りがどのくらいあるのか分からない。」
目の前のことなのに、どこか遠くのようにぼやけていく。
『じゃっ、じゃあ!僕が爆弾を取り除いて、、』
「無理」
「言ったでしょ?カウントは進んでるの。
もう、止められないって。」
『、、なら!』
止められないのなら、それでもいいだろう
爆風に飲み込まれるくらいの被害は受けてやろうって
『だったら、あなたのその爆弾ごと包み込んであげます。だから笑って』
僕は、彼女に、
『元気にしていますか』
笑って欲しかった
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