続編物語枠【X話 可能性】時を超える想い

樹（）×楓（）×クロノス（）台本　ぽぽろん

○時を超える想い　【X話 可能性】　※3話とは違う「可能性」の世界です。 （交通事故から7年後、楓は病院のベットの上で目覚める） 樹「かえで…楓…よかった…。目が覚めたんだね。」 楓「あなたは…どなたですか？」 樹「っ！？いつきだよ…わからないのか！？」 楓「ええ、ごめんなさい。私はたしか…交通事故にあって…。」 樹「そうだよ。あの日、俺をかばって、楓が代わりに事故にあって…。」 楓「だから、私の看病をして下さってるんですね。」 樹「…何も、覚えてないのか…俺のことは？」 楓「すみません…あれっ？どうして涙が…ごめんなさい…なんで急に。」 樹「楓、大丈夫だよ。どんなに時間が経っても、感情が、心が、覚えているんだと思う。」 楓「あなたの声を聴いてると、心が温かくなって…変…ですよね？」 樹「そんなことないよ。ゆっくりまた一緒に時間を過ごせばいい。」 クロノス「なぜだっ！？共に過ごした時間は奪ったはず…。記憶を失ったはず、なぜ涙を流す。これが人間の感情というものなのか…。」（独り言） クロノス「一興であった…よきものを見せてもらった。礼に奪った記憶の時間だけは、返してやるか…。」（独り言） ≪設定≫ 楓は樹の代わりに交通事故にあうことで、樹の命を救うことができた。樹は7年もの間、献身的に彼女の看病をし続けて、ようやく楓が目覚めたシーン。 楓は、クロノスの契約により、樹と過ごせる未来の時間、樹と過ごした大切な時間、楓が本来、過ごせたはずの7年という時間を奪われた。樹との記憶を奪われたはずにも関わらず、樹の声を聴き、顔を見ていると涙が流れた。彼女の樹に対する想いが時を奪われても、残っていたのかもしれない。 クロノスは、楓にとって大切な樹との記憶の時間を奪い、他人として再会させた。しかし、楓が涙を流したことに驚き、ますます人間の感情に興味を抱くようになった。面白いものを見せてもらった礼として、樹と過ごした記憶の時間を返すことにした。 楓（かえで）交通事故で樹を失い、過去を変えようともがく。樹を救うことはできたが、大切な記憶を失ってしまった。しかし、感情は樹のことを覚えている。 性別　女性　 年齢　20代前半（精神年齢は10代のまま） 性格　負けず嫌い クロノス　時間の神、人間の感情に興味を持っている。 性別　不明 年齢　不明 性格　淡々としている 樹（いつき）楓との待ち合わせの際に交通事故で亡くなるはずだったが、楓のおかげで命を救われる。7年間、楓が目覚めるのを信じて、看病してきた。そして、これから2人で新しい記憶を作っていくことにした。 性別　男性　 年齢　20代前半 性格　穏やか #ぽぽろん #台本ぽぽろん #時間 #クロノス #続編 #声劇台本 提供音源　BGMをお借りいたしました。 DOVA-SYNDROMEより 「ワスレナグサ」written by まんぼう二等兵様 音響編集；ぽぽろん Special Thanks　みゆき様