君が夜の海に還るまで
こんにちは谷田さん
君が夜の海に還るまで
- 92
- 11
- 0
いつか僕も夜の海に還るから、
その時まで さよならをしよう
「嫌いなあなたの とても綺麗な声を 忘れてしまえたら
いつかは救われるかな
嫌いなあなたと 笑い合いたいと思えば
それはきっと呪いのように わたしを縛るのだろう」
震える手で手紙を書いた その喉はもう二度と震えないのに
いつか君が夜の海に還るまで、僕の声を覚えていて
いつか僕も夜の海に還るから、その時まで、
さよならをしよう
Comment
No Comments Yet.