【方言声劇】「雨宿り ~京都編~」【梅雨】
○○(あなたのお名前)×シュウ
【方言声劇】「雨宿り ~京都編~」【梅雨】
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#声劇 #方言声劇 #関西弁 #京都弁 #BGM #雨音 #自然音
足生えた☂が走るの想像したら、笑えた。
〇
「雨宿りですか」
■
「急に降ってきてん。えらい災難やわ」
〇
「傘、忘れてきはったんですか?」
■
「そうなんよ。
朝はちゃんと持ってたんやけどな。
どこかに置いて忘れてしもて」
〇
「私も同じです。
一体どこに忘れたのか
皆目見当もつかへんで」
■
「傘って不思議よなぁ。
雨降ってないときとか、見てへんときに、
足生えてどっか歩いてってしまうんやろか」
〇
「いやぁ、案外そうかもしれませんね」
■
「ちょっと何が可笑しいん?
うち、なんか変なこと言うた?」
〇
「とんでもないです。失礼しました。
でも、傘がひとりで五条大橋
歩いとるとこ想像したら可笑しくて」
■
「(笑いながら)ほんまやな。
そないな妖怪みたいなこと
しいひんでええから、
呼んだらどっからでも
走って追いかけてきてくれたら
失くさんで済むんやけど」
〇
「大丈夫です。
傘、きっと見つかりますよって」
■
「なんで分かるん?
お兄さん、うちの傘がどんなんか
知らへんやろ。
...あれ、お兄さん?どこ行ったん。
さっきまでそこに...あっ、これうちの傘や。
なんでこんなとこにあるんやろ。
不思議やなぁ。
足が生えてうちのこと
追いかけてきたんやろか。
...まさかな」
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