8月31日、夏【朗読台本】
朗読者/琥珀 伴奏曲/夜明けと蛍 台本/中トロ
8月31日、夏【朗読台本】
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消えた 夏の音を待っている
乾いた足跡(あしあと)を 追いかけて
濡(ぬ)れた セーラーの袖(そで)を
掴もうとしては 転がり込んだ
開(あ)けっ放(ぱな)しの窓
" 誰もいない " 暗(くら)やんだ教室
悲鳴をあげた 時計の針(はり)と
ーー泣きかけの、わたし
( 1:03〜 )
カーテンが揺れた 風が強く吹いたから
私は笑った 笑わなきゃいけなかったから
木製(もくせい)の机が 並ぶだけの風景
半分ほど消えた 私の身体(からだ)
『 8 月 31 日 午前 3 時 14 分 』
( 0:40〜 )
苦しいねと " きみ " が言った
苦しいよと " わたし " も言った
夏が終わるまでは あと少しだった
( 0:28〜 )
声を掻き消すように 蛍は鳴く
6日目(むいかめ)の夜に 蝉が壊れる
朝が近づいた 君が遠のいた
さよならが、震えた
( 10秒くらい前に 言い終わると🙆✨ )
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