【histoire】ただ君に晴れ
ヨルシカ
【histoire】ただ君に晴れ
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「諦めてるだけ」
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🌼白薔薇
🍄紅薔薇
🌼夜に浮かんでいた
🌼🍄海月のような月が爆ぜた
🍄バス停の背を覗けば
🍄🌼あの夏の君が頭にいる
🌼「覚えてる?小さい頃、
ただ空を見て話してたの。」
🍄「どうしたの?いきなり。」
🌼だけ
🌼「ほら、あの夏と同じ匂い…
それでふと思い出したの。」
🍄🌼鳥居 乾いた雲
🍄「思えばあの夏、
私たちは大人に近づこうと背伸びして、
なんでもできるって思ってた。
🍄夏の匂いが頬を撫でる
🍄🌼大人になるまでほら、
🌼背伸びしたままで
🍄🌼遊び疲れたら
🍄でもさ、
その高さには追いつけないまま
大人になってしまって…
色んなものから置いていかれるような。」
🍄バス停裏で空でも見よう
🍄🌼じきに夏が暮れても
🌼「だけど、紅薔薇には私がいる。
私には紅薔薇がいる。」
🍄きっと🌼きっと🍄🌼覚えてるから
🍄🌼追いつけないまま大人になって
🌼君のポケットに夜が咲く
🍄「そうだね…そうだよね…」
🍄🌼口に出せないなら僕は一人だ
🍄それでいいからもう諦めてる
🍄🌼だけ
🍄「もう日が暮れちゃうよ。
母さんが待ってる…帰ろう。」
#histoire #拍手返します #拍手返す
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