予告風声劇台本【イビツ】
蓮役(どらっく) × 真愛役(向坂 美咲)
予告風声劇台本【イビツ】
- 160
- 12
- 1
歪む前に壊してしまえばいいと思う愛が、
既に歪んでいた…なんて。
黄昏さんの台本と山田 どらっくさんの蓮くんをお借りして真愛ちゃんを演じさせていただきました。
「でもこれは愛じゃないの」この言葉の解釈がずっと引っかかっていました。彼女の蓮くんを思う好きが単純に友達としての好きだからという意味の「愛じゃない」だと最初思っていたんですけど、真愛ちゃんを演じている間にどうしても違和感があって。
愛したら、壊さないと。
歪んでしまう前に彼を壊さないと。
そう思ってしまうから、これは愛じゃないと無意識に自分に言い聞かせてるんじゃないかなとか勝手に解釈してしまいました。
真愛ちゃんめっちゃ難しい…!
狂気的な中の歪さじゃなくて無邪気な中の歪さの表現…表すのも加減も難しい…:(´◦ω◦`):
どこか違和感を覚える無邪気さを目指しました…!
休み、のイントネーションどうしたわたし???なんでその時気づけないの??時間が経ってから気づくん??わたしのあほ!!
そして何よりも最後の「愛してる」。あそこの表現が鬼難しくてぇえええ…!!!!
わたしはあの「愛してる」は、真愛ちゃんが蓮くんを壊してしまった後に口にしたものだと思いながら演じました。
キャプションにあったように元からおかしかったわけじゃない真愛ちゃんは、本気で愛した彼に何かを取り戻したんじゃないかって。彼を壊してしまった後に、この行為は本当に“愛してる”ということなのかと、彼への愛を囁くと同時に自分の愛し方への自問自答も込められてるんじゃないかって、考え出したら止まらなくて!
ほんとに素晴らしい台本でした。想像意欲を駆り立てられて表現に対してもとても考えさせられる台本。やっぱり声劇って楽しいと思いました。ありがとうございました。
そして山田 どらっくさん。すごく雰囲気作りの上手な方だと第一声から惹き込まれました。静かで、それでいてずしんと届く声が本当に素敵です。
何より、真愛ちゃんの「どうして?」の後にそれに対してのリアクションがあったことに感嘆してすぐにコラボさせていただきたいと思いました。
文字だけでなくしっかりと真愛ちゃんを前にしてお芝居なさっているのが感じ取れて、戸惑っていたはずの蓮くんが『たのしそうに笑う』真愛ちゃんに惹かれるという心情が表現される大事な瞬間だったなと感じました。素敵な役者さんに出会えてとても嬉しいです。ありがとうございました。
#ラスクラ企画 #歪 #切ない #予告風台本 #声劇台本 #二人声劇
Comment
1commnets
- ゆずれもん無邪気な少女に何があったんだろうってこの物語の前後も知りたくなるような演技に心奪われました。 ひぐらしに出てきそうな声の演技だなぁと思いました。 色んな事情と色んな感情が入り乱れながら それでも可憐で、儚くて、明るくあろうとする声の演技だなぁ。すごい... って感動しました。 尊敬します(;o;)✨✨