【ふたり声劇】ソルシエールのあかり
「ルチル」:えみごん 『ユナカイト』:shizukunoumi様 伴奏:彗さん 台本:オリオンの栞
【ふたり声劇】ソルシエールのあかり
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そばにいてください ぼくをひとりにしないで
オリオンの栞コラボの作品の世界観がとても好きです。
えみごんさんのルチルの語りかけがとても切なくてキュッとします。
以下台本作者さまのキャプションコピーです。
声劇台本ユニット「オリオンの栞」5作目
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こころが ふれあう
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『年が明けるたび 年齢を失うその魔女は
齢300歳でこの世に生を受けた』
「299、」
『孤独に歳を減らし続け、』
「198、」
『生まれた意味を問い続け、』
「97、」
『こんな自分でも
誰かを愛することができたのならと強く思った』
「蝋燭に灯る火が僅か25本となった日
夜風に絡み付く啼泣に歩みを止めた」
『まだ目も開かず、口も利けない小さな赤子』
「抱き上げたその身体は
泥に塗れひどく冷え切っていた」
..............
『ルチル、こわい夢を見ました…』
「どんな夢を見たのですか」
『ルチルが死んでしまう夢です…。
何度呼びかけてもお返事をしてくれなかった』
「大丈夫、貴方の側には私がいます」
『ずっとずっと…お側にいて下さい…。
死んでしまっては嫌です…嫌です…』
「さびしいよ、と
腰にしがみつくこの子の髪を撫でながら
やがてくるお別れを思った」
『ルチル』
「ユナ…」
..............
「残された時間 全てを貴方に使いましょう
貴方を守り、育て、そして照らしましょう」
「これが愛かもしれないなら
私は貴方を愛したいのです」
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「ルチル」…魔女
『ユナ(ユナカイト)』…少年
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少年が25歳になったとき
魔女は0歳を迎えこの世を去る
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<読み方>
齢...よわい
蝋燭...ろうそく
灯る...ともる
僅か...わずか
絡み付く...からみつく
啼泣...ていきゅう
泥に塗れ...どろにまみれ
髪を撫でながら...かみをなでながら
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☪︎*Special Thanks☽・:*
伴奏: 彗さん
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Comment
2commnets
- 饒速日 人冒頭部の語りに重みを感じますっ ユナの寂しそうな表情が目に浮かびます。 素敵なコラボありがとうございます!
- えみごんシズさんの最初の語りもとても心に響きました。そしてユナの幼い時…とってもかわいかったです!☺️✨ 素敵な作品にしてくださって、ありがとうございました!!🙇♀️✨