【二人声劇】名無しの星に、

ルト(RUIBON)×リラ(RUIBON)

ピアノの綺麗な音色と台本に目を通した時に、言い表せれない世界観の優しさや温かさ、切なさが溢れているように思いました。 片方だけ演じようと思いましたが、演出上、両方させて頂きました。ありがとうございます。 以下はエマ様の台本を引用しております↓ ｢あなたが名前をつけてください。｣ ​─────── ルト … 大切な人をなくした人。(性別不問) リラ … カトレアと呼ばれている少女。亡くなった。 ​─────── ルト『人は死んだら、どこに行くと思う？』 リラ『人は死んだら、星になるんです。』 ルト：その言葉が忘れられずに、僕は病室を飛び出して、空を探していた。 リラ『かに座です、春の暮れの。プレセぺ星団。』 ルト：星も命も、君ひとりを見つけるには、随分と多かった。 (1:01~) ルト｢あの星は眩しくて、あの星は暗すぎる。あの星は少し弱くて、あの星は、すごく冷たそうで……｣ (0:48~) リラ：星になると彼に言ったのは、下を向いて欲しくなかったから。 ルト『ねえ、カトレア』 リラ：彼に、泣いて欲しくなかったから。 (0:36~) ルト『たくさんの星に紛れて、きみを見つけられなかったら、どうしよう』 リラ『ふふ。そうですね。見つけられなかったら、その時は、』 (0:22~) リラ『どこかの星にひとつ、名前をつけてください。カトレアと。それが私です。』 ルト：ひとつ、涙(ほし)が流れた。 ルト｢ねえ、カトレア。あのいちばん綺麗な星が、君だと思うんです。｣ ──────────── 病気だった少女・リラの言葉を忘れられず、彼女の死後に星を探すルトの話。 『』は全て回想です。 かに座にはプレセぺ星団という散開星団があって。その星団は、亡くなった人の魂が集まる場所だと中国では言われているそうです。 星空を見て、亡くなった大切な人を思い出せたら、素敵だと思うんです。 ​───────​─────── #声劇 #台本 #声劇台本 #二人声劇 #掛け合い #エマの台本