【声劇台本】捜査十三課危怪班【オリジナル】
演者様方のお名前をどうぞ
【声劇台本】捜査十三課危怪班【オリジナル】
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令和初の台本は、リクエストもの。
残念ながら応えられた気はしないけど、
内容的には気に入ってたりする。
《概要》
古来より人々の暮らしに影響を及ぼしてきた『妖怪』。
時代の流れとともに妖怪は人間社会に適応し、人々もその存在を認知していた。
だが、文明の発達と共に現れた新たな妖怪たちは、その能力を人間への攻撃のために使い始めた。
『危怪(キカイ)』と名付けられた、新種犯罪者妖怪たちの犯罪行為を取り締まるべく、人間は警察内部に特殊捜査チームを結成。
心技体に優れた人間はもとより、警察官として働く妖怪も加えたそのチームの名は、『捜査十三課危怪班』。
スマートフォンの能力を持つ危怪『スワイプ鬼(すわいぷき)』のサイバーテロを追っていた人間の捜査官・テラシマと、他人の心を読む妖怪『さとり』の捜査官・ジェイは、ついに主犯格たるスワイプ鬼の足取りを掴む。
しかし、それを察知したスワイプ鬼はそのハッキング能力で、同じ電脳妖怪である『パッド武鬼(ぱっどぶき)』を操り、二人に戦いを挑んできた……。
《台本》
テラシマ:「ここだな、スワイプ鬼のやろーがいるのは」
ジェイ:「そのはずだ。やつのGPSが示しているのはここだからな」
テラシマ:「よし、突入するぞ……」
ジェイ:「何を慌てている? 策もなしに突っ込んでも仕方あるまい。……心配しなくても、スワイプ鬼からお前の家族のデータは流出していない。その痕跡を見落とすほど、私は無能ではないつもりだよ」
テラシマ:「……心を読まれるってのは、どうも慣れねぇな」
ジェイ:「危怪どもの心を読めないのが残念でならんよ。この妖怪さとりも衰えたものだ」
テラシマ:「仕方ねぇさ、あんたら妖怪の全盛期にパソコンだのスマホだのはなかったんだからな」
ジェイ:「しかし今はそのパソコンやスマートフォンを我々が使い、危怪を追っている。……因果というのは面白いもの……テラシマ、やつだ!真上にいるぞ!」
テラシマ:「スワイプ鬼! てめーを妖怪法第一条及び第十三条違反の疑いで逮捕する!」
ジェイ:「正確には十四条、十八条への抵触も含まれるがな……大人しくした方が身のためだぞ。同じ妖怪からの忠告だ」
テラシマ:「っておい、なんだアイツは……」
ジェイ:「パッド武鬼……スワイプ鬼め、同じ電脳妖怪をハッキングして操っているな」
テラシマ:「めんどくせぇ! アイツも逮捕だ!!」
ジェイ:「安直だが、賛成だ!」
テラシマ:「行くぞっ!!」
※今回も素敵なBGMをお借りしております!
原曲はコラボ先をご参照くださいませ。
※アレンジ等ご自由にどうぞ
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1commnets
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