【映画予告風声劇】Oblige
「マリー」:ネコ先生 『鉱石の子』:コラボ者様 台本:オリオンの栞
【映画予告風声劇】Oblige
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#オリオンの栞 #掛け合い #声劇 #台本
女の子やった
声劇台本ユニット「オリオンの栞」1作目
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恵まれすぎた子。
恵まれなかった子。
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<フクロウの鳴き声>
「はあっ...はあっ...あっ!...っ...うぅぅ」
『怪我してるじゃないか。こっちにおいで。
ぼくのお膝で休むといい。 』
「...だれ?」
<硝子が割れる音>
<曲入り>
「ねぇ知ってる?海って青いんだって」
『サファイアってこと?』
「そうっサファイアっ!」
『それは綺麗だねぇ』
「いつか一緒に見にいこうっ」
<無音>
『うん...約束だ』
<雷の音>
「...みんな...バラバラになって...」
『マリー。これがぼくらの日常だ』
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<曲入り>
『ぼくの孤独に触れてくれた』
「たったひとりの大切なお友だち」
『ぼくなら、きみに必要なものを与えることができる』
「私なら、貴方が胸の奥に閉ざした想いをかたちにできる」
『ぼくは決めた。このいのちをきみに』
「私は決めた。貴方を使ってこの国を変える」
「ごめんなさい。私...本当はっ...!」
『はじめてなんだ。ぼくは今、こんなにも自由だ』
<時計の針の音>
「Obliege」
『今夏公開』
<波の音>
『ふふっ大きくなったねぇ』
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<読み方>
Obliege...オブリージュ
<登場人物>
「マリー」
王家のたったひとりの生き残り。
本を何よりも愛し、外の世界にあこがれている。
他人の心に敏感に反応するとても感性が豊かな女の子。
後に王国再建の第一人者となる者。
『鉱石の子』
160センチの人間の形をした翡翠石。
鉱石の子たちの中でも年長。
おとなでも子どもでもなく、性別ももたない。
美しいとされる容姿をして生まれたが、それが原因で人間に狙われる。
好奇心旺盛で素直。
ふわふわとした優しい性格。
自由への憧れを強く胸に秘めている。
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