【目が見えない世界】一人声劇

台本 ぽぽろん

〇目が見えない世界 私は産まれたときから、目が見えない。だから、色がわからない。 でも私は目が見えないおかげで、小さな音でも聴くことができる！ においも味も、触れば形だってわかる！目が見える人達よりもすごいんだ！！ …と思いたい。私は色が見える人が羨ましいから、いつもそう自分に言い聞かせていた。 私だって、色が知りたい！赤ってどんな色？ 「あか」という文字は、点字に触れたり、書いたりすればわかる。でも、色は見えない。 「あか」はイチゴの色、お日様の色、血の色…とか聞けば聞くほどわからなくなる。 私だって、色が見たい！青色、黄色、緑色、オレンジ、白、黒… いっぱい、いーっぱぁい、色の名前も言葉も覚えたけど、色は見えない。 お母さんにその話をしたら、「目が見える人達が、誰が見てもわかるように、好き勝手に色を決めただけなの…だから、あなたも自分で「あか」に好きな色をつけていいんだよ。」と教えてくれた。 私はその話を聴いて、もう私は「あか」に色をつけていることに気が付いた。 そのときから、私は色に自分の思い描く色をつけて、見えるようになった。 《設定》 ◆幼少期の目の見えない子（女の子・男の子）　 ・一人称自由　私、僕など ・語尾など朗読しやすいように、変更して大丈夫です 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一 ※目が見えない方が近くにいて、ご不快に感じられた方がいたら、誠に申し訳ございません。 私がいつも当たり前のように見ている色は、目の見えない方にとって、どのように見えているのか、調べて書かせていただきました。 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一 素敵なBGMをお借りしました。 #レーニャ #ad-lib piano BGM 杏澄色 #ぽぽろん #子ども #目が見えない #全盲 #色 #世界 #フリー台本 #台本 #声劇 #一人声劇 #朗読