歩く先
台本「鳴雛」 読み手「凛」
歩く先
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真新しい鎧に剣を携え
大きな旗を大きく掲げて歩いてる
ある者は獣の様な目で野心を胸に秘め
ある者は主君の忠誠を誓い護ろうとし
ある者は戦う事自体に恐怖しながら
じきに川のように夥しく流される血
ゴミのように無造作に転がるだろう亡骸が頭を過り
祈る様に帰りを待つ者らに「必ず帰る」と泣く心を隠しながら告げてひた歩く
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嫁からのリクエストで投稿だ
♯リクエスト
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