1人声劇 ~悪ノ召使~

台本→稟里 レン→ゆりひめ

#悪ノ召使 #声劇 #一人声劇 #セリフ #拍手 君はとても悪い娘(わるいこ)。そして僕は君の召使。 顔のよく似た…双子。そう。僕らは双子なんだ。 期待の中産まれた僕らを協会の鐘が祝福している。 でも、大人達の勝手な都合で2つに別れた僕らの未来。 こうして今は王女と召使になった。 …ある日僕は隣の国に出掛けた。その時会った緑のあの子。 その優しげな声と笑顔に人目で恋に落ちた。 だけど君はあの子のことを憎くてしょうがない…。 だから、僕はそれに応えよう。どうして？涙が止まらない… たった1人の少女のために起きた戦争で国民の不満はついに革命(かくめい)を起こした。 でも、僕はそれに逆らうよ。 だって君は僕の大切な姉弟(きょうだい)なんだから。 たとえ世界の全てが君の敵になっても僕が守るって決めたから。 もうすぐ、僕は死ぬ。 あぁ、君なら最後になんて言う？ ｢あら、おやつの時間だわ｣ さよなら。また生まれ変わったら遊んでね。