浮憂紀行
のいざん
浮憂紀行
- 20
- 1
- 2
例えるならば僕は「烏有」
忘れ去られた人で
きっとこのまま匣の中
終わりを迎える
想像の中で山や海を
描く日が過ぎて行く
齢 人に成る頃に僕は
憂き目を飲み込んだ
錆びた扉から漏れ出した風
頰を撫でる
ねぇ言わないでよ これが嘘と
諦めてた外の世界は
僕の気も知らず真っ直ぐにさ
ほら 心を攫う
Comment
2commnets
- こまち
- のいざん素敵です(^^)歌ってくださってありがとうございます!