花火 +4
近石涼
花火 +4
- 65
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離れないで 寄り添えないで
君の掌を見つめる
叶えないで 殺さないで
風の向こうに夢見てた
東の空が夜と溶け合って
キャンパスの色を黒に染めていく
花火の音が1つ鳴った時
恋人達は空を見上げた 君は微笑んだ
その喧騒の果て
高揚の波は胸に強く
表情の影 一瞬の光に照らされて
焦燥はあの光のように消えて
息をする度に貴方の気持ちが見え隠れする
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