途に倒れて だれかの名を
呼び続けたことが ありますか
人ごとに言うほど たそがれは
優しい人好しじゃありません
別れの気分に味をしめて
あなたは私の戸を叩いた
私は別れを忘れたくて
あなたの眼を見ずに戸を開けた
別れはいつもついてくる
幸せの後ろをついてくる
それが私のクセなのか
いつも目覚めれば独り
あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ
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1commnets
- 音無響子こちらこそ、ありがとうございました。