銀河街の悪夢 弾き語り

SEKAI NO OWARI

多分、過去最長キャプション。 去年も歌ったこの曲、今回は弾き語りで。 どうにも心が言うことを聞かない日々が半年ほど続いていて、ちょっと聴きたく、歌いたくなりました。 やはり、いい歌詞です。 最後の「強くなれ僕の同志よ」がたまりません。 精神的に参っている人は「強くなんてなれるわけがない」と感じている真っ最中なんだろうけど、 そういうことを分かった上で「強くなれ」と言っているんだと思います。 心の病に苦しむ人に「頑張れ」は禁句だと言われ始めて久しいですが、それは確かなことと思いますが、それは自分以外の誰かに対してのお話。 抱えているものを軽くする何かをすべきでありつつも、最終的には、自分自身に対しては「頑張れ、踏ん張れ、気張れ」と言うしかないのです。 自分には、そう言い続けることだけが良い方法。 そういう理由で「強くなれ僕の同志よ」は、心を込めすぎると泣けて歌えなくなるほど僕の心に優しく沁み渡ります。 「僕らが動かせるのは今日だけ」というのも同感。 ちょっとしたハードルなら「明日頑張ろ」と思って実際に翌日にクリアすることが出来るけど、心の不調の折には、とても難しい。 今、この瞬間に変わらねばならず、明日に期待は出来ないのです。 YouTube（フルコーラス cover） https://youtu.be/UDMpre3wfCA 下記は数年前に書いた僕の考え。 【心に直接効く薬】 『「抗うつ剤」の最大の副作用は、自殺願望』という記述にピクリと反応して買った本がある。 同感だったので。 「うつ病は心の風邪です」というキャンペーンがあったそうですが、その謳い文句は好きになれない。 風邪を治すのと同様に早めに薬を飲みましょう、という意味だと捉えると、 「風邪の引き始めにとっとと薬を飲むのが正しいと断言すること自体が誤りだから受け入れ難い」と僕は思う。 このフレーズを作った方の狙いとは異なるだろうけれど、僕にとってこのコピーを正しいものと出来る解釈は、 「うつ病の薬も風邪薬も、その根本にアプローチしてくれるわけではないから要注意」、というもの。 「うつ病は早めに対処することが大切」と言われまして、それは正しいのだろうけれど、 早めに薬を飲むことが大切なのではなく、 「今の生き方、今の物事の捉え方を続けていくと無理があるから、それを変える必要がある」ことに早く気づくことが大切なわけで。 やるべきことは薬を飲むことではなく、生き方を変えることに他ならず、それを無視して薬を飲むだけだと何も良いことは起こらない。 気分が落ち込んだり眠れなかったり眠りすぎたり食欲がなかったり、何もやる気がしないという愁訴があるとうつ病と診断されたりするれけど、 それらは、何かしらストレスを抱えている時に誰もが感じることではないのか？ 本来それは「病気」とは呼ばない。 「その度合いが強いから病気」と診断して対処するのは正しいかもね。 しかし、投薬が先行しすぎる傾向にありはしないか？と感じます。 精神科の薬の捉え方については… この「銀河街の悪夢」を初めて聴いた時、驚いた。 僕も同じことを思っていたので。 薬は、 「苦しみだけじゃなく楽しみも消してく」 「絶望だけじゃなく希望も無くしていく」 と言っている。 確かに、精神科の薬たちは、辛さを取り除くというより、感覚そのものを鈍らせているように感じる。 つまり薬は、うつ病と診断される「何をやっても楽しくない」ってのを助長しているようにも見える。 治療目的で薬を飲むけど、薬には、うつ病の定義とも言える「何をやっても楽しくない」ままとどまらせる働きもある、ということになりはしないかという危惧。 治療の手助けとして最低限必要な薬を用いるのが正しいことであり、 「何だか眠れません…」というひとことに対して、患者を正面から正視することもなく薬を処方してしまい、受け取らねば怒るような態度が医療機関にあるならば、それはやめて欲しいと切に願います。 （そういう人が実際にいました。そうでない素晴らしいドクも勿論います。） 患者側は、身を守らねばならぬ。 お医者さんの言うことを全て聞き入れて、それだけを実行すればよいのではない。 精神科ってのは、自分の全てを包んでくれる家族ではない。 何もやる気が起こらず、出来れば死にたいなどと思ってしまっている時に訪れる精神科だから、他力にすがりたくなるのは仕方なくもあるけれど。 自分で何とかするのを放棄し、医療機関にのみ効果を期待してしまう時、それは治らぬ疾患となってしまうのではないか。 精神科のことは、 「多くの知識を持ち、薬ありきで対処してくれる場所」として捉え、 「『手助け』をありがとうございます」と感謝すべき相手であり、生き方を教えて下さいとお願いする相手ではない。 生きることの本質はやはり自分で決めるしかない。 周囲にいる人の誰かが自分の言動に対して何かしら注意をしてきたら、 「それはどういう意味だろう？何を伝えてくれてるのだろう？自分はどう変わるべきだろう？」 と思うのと同じように、 心が過度に辛いと感じたら……それは、自分の心の奥が自分の言動・生き方に対して問題提起をしてくれているのだと気付き、変わらねばならない。 薬がいつか、セロトニンやノルアドレナリンの動きを自在に制御出来るようになる日が来るとしても、それでもやはり「心に直接効く」ことはなく、自分を変えられるのは自分だけだと知らねばならない。 歌詞✩࿐⋆* 明日に住みついてる幻覚の名前は 皆さんご存知「希望」というアレです 未来なんて来なけりゃ皆とのこの差も これ以上は開くことは無いのにさ だって咋日も一昨日も変わろうとしてたけど 今日も僕は変われないまま今日がまた終わってく 明日また起きたら何か始めてみよう だから今日はいつもより早く眠りにつこう だけど眠れなくて朝日が昇るんだ 明日はもっと自分が嫌いになるのかなぁ 精神を安定させるアイツの魔術は 苦しみだけじゃなく楽しみも消してく 憂鬱を抑えてくれるアノ子の呪いは 絶望だけじゃなく希望も無くしていく あぁ僕の身体が壊れていく 「いいかい君は病気だから」とお医者さんがくれた この薬を飲んだなら深い眠りに堕ちるんだ 明日また起きたら何か始めてみよう だから今日はいつもより早く起きてみよう だけど起きれなくて夕日が沈むんだ こんなに辛い日々もいつか終わるかなぁ そうさ誰のせいでもなくて僕の問題だから 僕のことは僕でしか変えることができないんだ 明日を夢見るから今日が変わらないんだ 僕らが動かせるのは今日だけなのさ 今日こそは必ず何か始めてみよう 応援はあまりないけど頑張ってみるよ 明日を夢見るから今日が変わらないんだ 僕らを動かせるのは自分だけだろう そんなことわかってるんだろう 強くなれ僕の同志よ #アキセカオワ弾き語り #アキ銀河街の悪夢