【声劇台本】ちっぽけな存在
声劇:琴×台本:小山一家@@@
【声劇台本】ちっぽけな存在
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久しぶりの声劇をしてみました☺️
BGMもセリフも素敵でとても楽しかったです😊
※1人用 声劇台本です。
性転換OK、軽度のセリフ変更OK
設定は台本下。
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僕がもしも今。
手首を切り捨てて、首を吊って。あるいは終電の電車に飛び込んでも。
誰も気付いてはくれない。
それは、僕が死んだことに、じゃなくて。
僕がこの世界から、永遠に、いなくなったということに。
世界の中の、日本の中の、小さな街のたった1人の人間が消えたこと。一体誰の記憶に何年残るというのか。
何年どころか、何ヶ月も。何日も。なんなら数時間だって記憶に残るか分からない。
それほど僕はちっぽけな存在だ。分かっている。
だけど、じゃあ死んでやろう、なんて考えたとき。決意しようとしたとき。
僕を引き止める、1人の笑顔が脳裏によぎる。
他の誰もが、僕をたったの数分で忘れていってしまっても。
ただその子だけは、帰ってこない僕を、いつまでも待ってくれる気がするから。
また今日も、僕は家へと帰る。
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【設定】
自殺することを考えてしまう「僕」
例えば手首を切り落としたら。例えば電車に飛び込んだら。楽になれるのかと自分へ問いかける。
だけど実行には移さない。否、移せなかった。
僕には大切な存在の女性がいた。
僕を同じく大切に思ってくれる女性を考えると、自殺なんてできなくて。
彼女の待っている家に帰る。
そんなお話です。
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