【声劇台本】遅すぎる謝罪【実話】
読み手:あなたの名前
【声劇台本】遅すぎる謝罪【実話】
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自分でも読みました:https://nana-music.com/sounds/04ac0a31/
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あの時はごめんなさい。
今更そんなこと言われても、って思うよね。わかる。
だって私はあなたに酷いことをしたんだから。
私の心が狭いせいであなたの行動の一つ一つに苛々して、誰にも言えなくて、ついブログで愚痴っちゃって。
そのブログをあなたに見られた時には、もう遅かった。
あなたは私のことをあだ名で呼んでくれてたのに、あの日から苗字で呼ぶようになってしまったね。
それから私は、あなたの友達からもこっぴどく縁を切られてしまったよ。当然の報いだね。
今私は、とても重い病気で苦しんでいます。
思えばそれは、あの時の罰なのかなと思います。
あなたの苦しみを今、私は味わっているのかな、と。
許してほしいなんて言いません……と言えるほど、私は心が広くありません。ずるい人間です。
出来れば許してほしい。
そうでないと、あなたと過ごした楽しかった思い出にまで、小さな針がちくちくと刺さったままだから。
遅すぎる謝罪なのだけど。
お返事待ってます。
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#悲しい #謝罪 #実話 #1人声劇 #1人用声劇 #声劇台本 #台本 #セリフ #台詞 #聞きに行きます
実話です。
中学生の頃、主人公は友達に辛く当たってしまう。また彼女の行動の一つ一つが許せなくて、裏ブログで愚痴を言ってしまう。
そんなある日、友達にブログが見つかり、彼女はそれを読んでしまう。それ以来、彼女は主人公と距離を置くようになった。
友達の友達からも泣きながら縁を切られた主人公は、自分のやってしまったことの大きさに気づく。
大人になった主人公は、今更ながら謝りたいと思い、メッセージアプリで謝罪文を打つ。
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この声劇がいつか彼女に届きますように。
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