【シリアス声劇】愛しい君Ⅳ【台本】(BGM変更)
読み手【お名前】台本「影井暁」
【シリアス声劇】愛しい君Ⅳ【台本】(BGM変更)
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台本34作目(上げ直し)
「愛しい君Ⅳ」のBGM変更版です。
愛しい君Ⅲの別視点になります。
一人称、性別変更、アレンジ、アドリブ大歓迎です!自由に読んで戴けると嬉しいです(*´ω`*)
「愛しい君Ⅳ」サンプル的なもの
https://nana-music.com/sounds/025d39a7/
「愛しい君Ⅰ」↓
https://nana-music.com/sounds/025b4cbc/
「愛しい君Ⅱ」↓
https://nana-music.com/sounds/025b519e/
「愛しい君Ⅲ」↓
https://nana-music.com/sounds/025bf1f8/
「愛しい君Ⅳ」(BGM違い)↓
https://nana-music.com/sounds/025c057a/
「愛しい君Ⅴ(R18掛け合い)」↓
https://nana-music.com/sounds/026c5acf/
「愛しい君Ⅵ」↓
https://nana-music.com/sounds/0273620f/
「愛しい君Ⅶ」↓
https://nana-music.com/sounds/0273790d/
台本↓
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何度目かの脱走を試みた。
けれど、今日もそれは叶わない。
溜め息を吐き、苛々(いらいら)と前髪を掻き上げながら
お前は俺を睨み付ける。
ふと、何かを思い出したように
お前は目を細めて嗤った。
妙に優しい声色と、どこか歪んだ微笑み。
そして、告げられる言葉。
突然の言葉に、思考が追い付かない。
呆然と見詰めるだけの俺の耳に、届いた言葉。
『アイツが 居なくなれば』
血液が一気に足許へと落ちるような感覚。
駄目だ。
それだけは、させちゃいけない。
考えるより先に声が出ていた。
そんな俺の反応に、苛立たしげに目を細めると
だんだんとお前の声が狂い出す。
不安と悲しさが、俺の表情を怯えたものへと変えていく。
少しだけ落ち着きを取り戻したお前は、優しく俺に微笑んだ。
狂気の炎を、瞳の奥に、暗く宿したまま。
狂い続けるお前を止められない俺は
頷く事しか、出来なかった。
──有難う御座いました──
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↓シリーズ以外の台本
http://nana-music.com/playlists/1051124/
↓敵わない相手シリーズ
https://nana-music.com/playlists/1890155/
↓愛しい君シリーズ
https://nana-music.com/playlists/1332684/
↓捨て子と妖狐シリーズ【一話~十五話】
http://nana-music.com/playlists/1072144/
↓捨て子と妖狐シリーズ【十六話~】
http://nana-music.com/playlists/1175470/
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↓お借りしたBGM
https://nana-music.com/sounds/01875c61/
#シリアス #ひとり声劇 #台本
#BGM
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