素敵な伴奏お借りしました!!
車両基地のレールが
喘息みたいに軋む音がして
雨が近いことをさとる
ショッピングモールの駐車場では
ベンチに腰掛けた春が
ATMが開くのを待っていた
陽射しは依然、退屈な音量で
オルゴールみたいなジャズは
この町に似合うことを自覚してるから
鳴るべくして鳴っているのだ
僕らは焦りで満たされた
水槽で生きてるから
僕らは恐れが充満した
喫煙室で暮らしてるから
今日が終わることに焦りも恐れもなく
清書された一日を
目でなぞる様に
そして、あくびを噛み殺しもしない
誰かそのエアーポンプの
電源を切ってくれないか
さもなくば 僕がそうする
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